保安宮は医神「保生大帝」を祀る台湾最大のお寺と言われています。保生大帝は清の時代、病に倒れた皇后に呼ばれるも「体に指一本触れてはならない」と言われ、皇后に糸をつなぎ脈を診て病気を当てて完治させたという逸話が有名です。
正殿に鎮座する保生大帝様。
アップにするとこんなお顔です。
ここでは10の香炉にお参りをします。
保安宮では、保生大帝の他にも様々な神様が祀られていますが、薬の神様としても知られる神農大帝も祀られているのも特徴的です。
また安産、乳幼児の健康などの神様「註生娘娘」も祀られています。医神の保生大帝に、薬の神である神農大帝、安産の註生娘娘と、ここはまるでどんな病気にも対応してくれる神様達による病院のようです。
隣接する隣聖苑もオススメです
保安宮の隣に隣聖苑という庭園があります。入場料無料です。ここでは保生大帝の物語が人形で展開しています。
女性を丸呑みにし、喉に簪(かんざし)が刺さって苦しむ虎に悟し助ける保生大帝。虎は懺悔し後に保生大帝の乗り物となったとされています(保安宮ホームページより引用)
と、、いう逸話を描きつつ、庭園では補正大帝の手は鳩の餌やり場になっています。なんとも、おちゃめな演出です。
こちらは、保生大帝が龍の目を治療しているところです。
保安宮の屋根には、目が治って空に舞っていった龍がいます。